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記事 · ウール 2026-09-19

ベルギーウールを選ぶときに見ていること

仕入れの際に確認していることの話
S
Silent Solstice
店舗より
2026-09-19
赤・白・灰色が混ざり合った編み地のクローズアップ

ウールのコートを選ぶとき、タグに書かれた「ウール100%」という表示だけでは分からないことがたくさんあります。産地、織り方、仕上げの工程。Silent Solstice でベルギーウールのコートを選ぶときに、どこを見ているのか。仕入れの際に確認しているポイントを、順にまとめました。

ダブルフェイスとシングルフェイスの違い

ウールのコート生地には大きく分けてダブルフェイスとシングルフェイスがあります。ダブルフェイスは表と裏に異なる織りを重ねた構造で、裏地を別に縫い付ける必要がありません。着たときの重さが均等に分散されるため、肩への負担が少ない。Silent Solstice のロングコートにダブルフェイスを選んでいるのはそのためです。

シングルフェイスは軽量で、裏地の選択肢が広がります。ただし、生地単体の保温性はダブルフェイスに劣ります。どちらが優れているというわけではなく、コートの用途と着用シーンによって選ぶべき構造が変わります。

生地選びで確認すること

生地を選ぶとき、まず確認するのは経糸と緯糸の密度です。密度が高いほど生地は重くなりますが、摩耗への耐性も上がります。次に、仕上げの工程で使われる薬剤の種類を聞きます。防縮加工に使われる薬剤によっては、長期間着用したときに生地の風合いが変わることがあります。

最後に、実際に生地を手でこすって毛羽立ちの程度を確認します。この作業は数字では測れません。同じ密度の生地でも、糸の撚り方によって毛羽立ちの出方が異なります。実際に生地に触れて確かめる時間が、判断の大きな部分を占めます。

熊本の気候に合うウールとは

熊本は九州の内陸部に位置し、冬は冷え込むものの、東北や北海道ほどの厳しさはありません。そのため、極端に厚い生地よりも、重さと通気性のバランスが取れたウールが向いています。

具体的には、400g/m²前後のダブルフェイスウールが熊本の冬には使いやすい。これより重いと、室内に入ったときに暑さを感じやすくなります。生地を選ぶときは、熊本の冬の気温帯を頭に置きながら判断しています。

ウールの話は、実際に生地を手に取りながらするのが一番伝わります。ご来店の際に、今季の生地についてお話しできることを楽しみにしています。

#ウール#素材#ベルギー#コート

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