リネンのシャツを秋に着るための重ね方
リネンは夏の素材だと思われがちですが、秋口から冬にかけてもよく使います。特にフランス北部産の平織りリネンは、洗いを重ねるほどに密度が増し、秋の気温帯でも一枚で着られる厚みになります。重ね方を少し工夫するだけで、春から冬まで活躍する一枚になります。
リネンの厚みと季節の関係
リネンの厚みは、経糸の密度と糸の番手によって決まります。夏向けのリネンは番手が細く、透け感があります。秋向けには、番手が太めで密度の高い平織りを選ぶと、保温性が上がります。Silent Solstice で今季仕入れたフランスリネンのシャツは、通常の夏用リネンより経糸の密度を高めたものです。
ニットの下に着る場合の注意点
リネンのシャツをニットの下に重ねるとき、気をつけるのは衿元の処理です。リネンは洗いを重ねると少し縮む素材なので、最初の数回の洗濯後に衿のサイズが変わることがあります。購入後すぐにニットと合わせるより、2〜3回洗ってから試すと、最終的なシルエットが分かりやすくなります。
袖丈についても同様です。ニットの袖口からリネンの袖を少し出すスタイルは、秋らしい重ね方ですが、洗濯後の縮みを考慮して、最初は少し長めのものを選ぶと調整しやすくなります。
洗い方と保管
フランスリネンは基本的に手洗いか洗濯機の手洗いコースで洗えます。乾燥機は使わず、形を整えてから陰干しにしてください。アイロンをかける場合は、少し湿った状態で中温で当てると、シワが伸びやすくなります。
保管は、折りたたむよりもハンガーにかけておく方が型崩れしにくいです。長期間保管する場合は、通気性のある布袋に入れてください。ビニール袋での保管は避けてください。
リネンのシャツの洗い方や重ね方について、ご来店時にご質問があればお気軽にどうぞ。実際に生地を触りながら話す方が、言葉だけより伝わることが多いです。